キュラセン

JBPキュラセンについて

キュラセンは、更年期障害などの治療に用いられる医薬品です。プラセンタ成分はヒト胎盤から塩酸加水分分解法により抽出されています。韓国では保険適応がありますが、日本では保険適応がありません。分子量は、200ダルトン未満です。

成分について

製品1アンプル(2ml)中、加水分解プロセスによるヒト胎盤から抽出した水溶性物質100mg含有。
pHレベルは6.8~7.0の範囲であり、浸透圧比(生理食塩水に対する)は約1です。

ラエンネックやメルスモンとの違い

キュラセンに含まれるプラセンタ成分の含有量ですが、ラエンエックと同等です。

プラセンタ含有量の指針として窒素濃度が使用されていますが、メルスモンとラエンエックは以下の通りとなります。

メルスモン:総窒素濃度は0.08w/v%

ラエンネック:総窒素濃度は0.8w/v%

従いまして、キュラセンはラエンネックと比較すると同量程度、メルスモンと比較すると10倍程度のプラセンタが含有されるようです。

ただし、キュラセンは分子量がラエンエックと比較すると1/6程度の大きさであるため、メソセラピーや導入など皮下へ直接導入する治療においては、効果が得られやすいという特徴があります。美容外科では薄毛治療のため、頭皮に皮下注射をしているようです。

一般内科では、ラエンネック、婦人科ではメルスモン、美容外科ではキュラセンというように、大まかな住み分けをしています。