先天性風疹症候群について

国立感染症研究所のHPによると、風疹HI抗体価64倍で、先天性風疹症候群(CRS)が3例発生しています。

国立病院機構 横浜医療センター 産婦人科部長の奥田美加先生は、2015年の日本産科婦人科学会学術講演では「2020年風疹排除に向けて」というランチョンセミナーにおいて、「風疹の流行期には、風疹HI抗体価は256倍以上が望ましい。」としています。

しかし、大阪府の「先天性風しん症候群対策事業」においては、風疹HI抗体価32倍以上で十分としています。この値では、過去に4例のCRSの報告があります。また、国の行っている昭和37年度~昭和53年度生まれの男性対象の「風疹5期定期接種」では、HI抗体価8倍以上だと、風疹ワクチンの接種は無料ではp粉われません。