肥満外来
肥満外来(ダイエット外来)
当院での治療は、20才以上のみを対象とします。
また、未承認薬の添付文書によると、年齢が65歳以上の人、小児、妊婦さんや妊娠している可能性がある女性、授乳期の方などについても、投与ができません。副作用の早期発見の観点から、肝臓腎臓機能の評価を含む定期的な血液検査が必要となります。
平成30年6月1日施行される改正医療法施行規則等及び医療広告のガイドラインに準じて、未承認薬の説明や金額などはホームページにおいて記載できなくなりました。BMI35未満の人は漢方薬を除き、診察料及び内服薬は健康保険外です。
「サノレックス(マジンドール)」
BMI35以上の方は健康保険適応。BMI35未満の方には処方していません。健康保険扱いとする場合、概ね3カ月以上の食事療法及び運動療法を行っても、ダイエットが不十分であることが前提条件です。
•食欲にかかわる神経に働きかけて、食欲をおさえます。また、体の消費エネルギーを促進したり、代謝をよくすることで体重を減らします。
•肥満症そのものを治すことはできません。
•基本は昼食前1錠内服です。
注)化学構造が覚せい剤に類似しており依存性耐性が強いため、欧米の主要国では1980年代から販売が中止されています。国内でも3か月以内しか処方できません。
「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」
健康保険適応
•漢方の古典である『宣明論(せんめいろん)』に記載されている漢方薬で、肥満症で便秘がちな人によく用いられ、発汗・利尿・便通作用等により「高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘」、「肥満体質」等を改善します。
•分三食間(当院在庫はクラシエの錠剤なので、9錠ずつ)
主な副作用
発汗、発疹・かゆみ、
頻脈・動悸、
胃のムカつき、胃部不快感
軟便、下痢が続く、尿が出にくくなる
「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」
健康保険適応
•消化吸収を助けながら、余分な「水(すい)」をとり除き、全身の機能を高める処方です。矛盾するようですが、胃腸がきちんと機能することによって、体に必要なエネルギーをつくり出し、消費することができるようになります。また、余分な水分を排泄することで、体をひきしめ、水太りやむくみを改善することができます。
•分三食間(当院在庫はクラシエの錠剤なので、6錠ずつ)
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。