生活福祉課保護担当
岸和田市で生活保護を担当されている部署は生活福祉課保護担当です。以前から、患者さまのことで相談することが多いのですが、一生懸命勤務されている印象が強いです。マスコミ報道では、市の職員や生活保護担当の対応への批判が多いですが、真面目に勤務されている職員がほとんどであることを忘れないで頂きたい。
先日、特定健診で来院された方の尿糖が3+、簡易血糖測定器で全血血糖が427mg/dlでした。10年以上前から糖尿病と指摘されていますが、ご主人の病気のこともあり、経済的な理由で治療を拒否していました。内服治療を拒否されたことと、以前から血糖高値ということから、食事療法を開始しました。そして、週明けに、保護担当の職員に相談しました。すると、この方は既に生活保護の申請をしておられるので、申請が通れば遡って支払がされるとのことでした。次回来院された際、上記のことを説明すると、この方は治療を承諾されました。(1週間後には申請が許可されました)
以前にも、市民検診で大腸癌検診陽性の方がおられた時にも、岸和田市の保護担当の方は緊急性を認識し素早い対応で、大腸カメラの対する医療扶助を決定して頂きました。
すべての保護申請を許可することは財政上困難であることは言うまでもありません。ただ、少なくとも、岸和田市の保護担当の方は立派に仕事をされていますが、ある側面だけ捉えてバッシングされているのが残念でなりません。