「痛くない」みずいぼ治療法 Part2
前回、新関寛二先生が開発された治療法「硝酸銀ペースト法」をご紹介しました。ほとんど痛みを伴わず、ただちに黒色痂皮化が進み、2週間ほどで脱落します。
とは言っても、皮膚を腐食させるため、ちくちくする痛みを嫌がる患児がいます。その場合、当院ではキシロカインゼリーをペースト乾燥後に塗布します。一時的に痛みが消失するので、泣きやむことが多いです。その後の痛みはほとんどの場合、自制範囲の痛みなので心配いりません。
このキシロカインゼリーは本来、処置に使うものなので、保険適応はありません。ただ、痛みがなかなか消失しない帯状疱疹後疼痛にも時々塗布しています。