韓国におけるプラセンタ注射

韓国は混合診療が認められているので、日本にそのまま置き換えるのは難しいですが、プラセンタ注射はブームになっているようです。「肝機能改善薬」として食薬庁の認可を受けて、1998年にラエンネックが市販されました。2003年には、「更年期障害改善薬」として、販売許可されました。

2004年以降、国内30社近い会社が認可を得て、国内製造及び販売が始まりました。その後、密輸及び不法販売、不正医療行為が発覚し、社会問題となりました。これに対して、韓国の食薬庁は2007年に臨床再評価を実施しました。その結果、更年期機能障害改善を適応症とする28製品のうち17製品だけが効果を認証され、11製品は許可を取り消されました。肝機能改善に関わる製品については、現在、再評価中です。

この再評価の際のプラセンタ注射使用量はヒト胎盤注射1A(2ml)週3回ずつ2週間皮下注射です。