新しい肥満治療法

現在、日本で保険承認されているのは、サノレックス(一般名マジンドール)だけです。健康保険適応の条件はBMI35以上です。
その上、投与期間は3ヶ月までです。
また、注意点もあります。サノレックスの化学構造がアンフェタミン(いわゆる、覚せい剤)と類似していることです。
依存性が危惧され、米国及びEU諸国では使用が禁止されており、先進諸国では日本でしか販売されておりません。
患者様の基礎疾患や状態においては、禁忌となっています。

米国FDAで新しく、承認されたのが一般名リラグルチド(米国での商品名Saxenda)です。投与量は3mg/日ですが、ビクトーザと同一成分です。
これは、日本では保険適応はありません。