理想的な肥満治療の一例(自費の場合)
BMI25以上に限らせていただきます。
1)初回投与
サノレックス1錠を昼食前1時間に内服。1週間程度経過をみる。
2)増量期間
1)で不十分な場合、サノレックス1錠を昼食前、1錠を夕食前に内服する。
3)維持期間
1)ないし2)の量を2~4週間内服する。
4)間欠期間
サノレックス内服を中止し、クラシエ防風通聖散を食間に3錠ずつ内服する。
これを6ヶ月程度続ける。
5)また、3)に戻る。
健康保険扱いの場合、3ヶ月まで投与が許されるので、3ヶ月内服を続けがちです。
しかし、多くの場合、内服2ヶ月ぐらいから耐性がつき、食欲低下効果が減弱してきます。3ヶ月目ではほとんどなくなります。
体重減少の多くは、初めの1ヶ月目にに集中します。
こういったことを勘案すると、最初の1ヶ月の間に、食事量を減らし胃を小さくする必要があります。
そして、6ヶ月間、サノレックス内服を中止し、耐性依存性を避ける必要があります。