侵襲性髄膜炎菌感染症で、10代の防衛大生死亡
NHKの8月1日の報道によると、神奈川県横須賀市にある防衛大学校の学生寮に住んでいた10代の学生が先月、髄膜炎菌による感染症で死亡していたことがわかりました。接触していた学生など10人から同じ種類の菌が検出されましたが、新たに発症した人はいないということです。横須賀市や防衛大学校によりますと、先月19日の夜、学生寮で生活していた10代の男子学生が発熱の症状を訴え、次の日に市内の病院に入院しましたが症状が悪化し、25日に死亡したということです。
病院からの届けを受けて市が調べたところ、男子学生は「侵襲性髄膜炎菌感染症」で死亡したことがわかりました。
日本人の健康保菌者の割合は0.04%とですが、寮などの共同生活をおくると、感染率が30%まで増加すると言われています。1)食器類の共有、2)ペットボトルの回し飲み、3)寮などの狭い空間での共同生活、4)キスなどが高リスク因子となります。日本でも、15~19歳に発症のピークがあり、米国では同年代の78%が髄膜炎菌ワクチンの予防接種を受けています。