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2017/2018シーズンのインフルエンザワクチンについて

1)従来型の不活化ワクチン
テレビや新聞の報道でもご存じだと思いますが、例年と違い、ワクチンは足りません。現在、使用されているA香港株を含む4価ワクチンは「抗体価の上がりが悪く、3カ月程度しか効果がない。」と、評価されていました。そこで、厚生労働省はA埼玉株を主体とする新たな4価ワクチンの製造を考えました。A埼玉株のワクチンに取り掛かったところ、研究段階では、A香港株と比べ抗原量の生成率は約83%でしたが、過去の接種数と鶏卵の準備数から例年の接種数は確保できると判断し、「GOサイン」が出ました。しかし、本製造段階での抗原量の生成率は約33%にすぎませんでした。当初の計画通り製造を続けると、推定ワクチン製造量は1000万mlとなり、昨年度使用量の35%程度しか確保できません。

そこで、計画は白紙に戻りましたが、A埼玉株製造段階で使用された鶏卵が全て無駄になり、約250万mlのインフルエンザワクチンが消えてしまいました。それでもA埼玉株製造分を使用すれば、従来型A香港株ワクチンを合わせると、昨年実績分(使用量)以上は確保できるはずでした。最終的に、政治的判断で、新型ワクチン(A埼玉株)は廃棄処分(市中に出回らない)が決定しました。

当初、昨年の使用量の約4%減なので、厚生労働省は「適切な使用法を徹底すれば昨年度と同じほどの接種者数は確保できる」と説明していましたが、末端の医療機関に納品を予定されている量は昨年実績の70~80%前後です。また、発注したら、すぐに納品されるわけでもなく、7~10日ごとに納品されます。その上、20%弱は12月以降に納品されます。当院の実績から計算すると、昨年インフルエンザワクチン接種をした方全員が、11月中に来院されると、30%の方が接種できません。

当院では、11月1日よりインフルエンザワクチン接種を始めますが、電話で予約を受け付けていません。来院して在庫があれば、接種する形になります。

大阪でインフルエンザワクチン流行の兆しがあるため、10月26日から接種開始しました。11月7日で受付終了しました。

2)点鼻型インフルエンザワクチン(フルミスト)
今年は30人分確保していますが、11月中旬ごろに入荷される予定です。10月20日に納品され、10月21日より接種開始しています。既に予約で20人分が埋まっています。希望者はお早目のご連絡してください。11月7日現在、5名分のみの在庫です。
11月15日、受付終了しました。