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風疹HI抗体価512倍でも風疹罹患の可能性はある。

2015年4月、日本産科婦人科学会学術講演では「2020年風疹排除に向けて」というランチョンセミナーが開かれました。
そこで、国立病院機構 横浜医療センター 産婦人科部長の奥田美加先生が話されているのですが、
「私が前にいた施設では、風疹抗体のスクリーニングとして、HI を測定すると共 に IgMを一緒に測っていたことがあります。全妊婦に対して IgM を測って みると、実は±以上という人がそれほど少なくはなく、1%ぐらいはいることが 分かりました。ですが、私どもの施設で CRS が大勢いたかというと 1 例もありません。」

先生の示したスライドをみると、HI抗体価32~128倍で6例、256倍で2例、512倍で2例が風疹IgM抗体価が陽性です。これをどうとらえるかですが、正常出産をしている風疹HI抗体価が512倍の妊婦も妊娠中に風疹罹患をしていた可能性がある。ただ、先天性風疹症候群(CRS)を発症しなかった。ということかもしれません。 」

また、奥田先生はこうも述べています。
「妊娠の初診時に風疹の HI の抗体価を測定していただきますが、HI 価がいくつで低いと判断するのか、いくつで高いと判断するかは、かなりいろいろな議論がありました。流行の真っただ中にある中ではやはりハイリスクの例を 見逃してはいけないという議論で、256 倍と設定しました。」

大阪府の「先天性風しん症候群対策事業」では、妊娠を希望する女性や配偶者に風疹抗体価を無料で測定する事業を行っています。しかし、この事業ではHI抗体価が32倍以上だと、十分な抗体価とされ、風疹ワクチン接種対象にはなりません。

また、昭和47年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性の場合、2019年4月より「風しん抗体検査・風しんワクチン定期予防接種無料クーポン券」が配布されています。この場合、風疹HI抗体価が8倍以上であれば、風疹ワクチン接種対象にはなりません。