新型コロナウィルス感染を疑う症状がある場合
米国CDCが作成した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状を記載したリスト」では、
患者全体の4分の3に悪寒、発熱やせきの症状がみられ、ほぼ同数の患者が息切れを示した。これらは最も一般的な新型コロナウイルス感染症の症状だ。
患者の3分の1近くがインフルエンザに似た筋肉痛を訴え、28%に下痢、4分の1に吐き気や嘔吐(おうと)の症状がそれぞれみられたという。
全体の約18%に頭痛がみられた他、10~15%は胸や腹の痛み、鼻水、のどの痛み、精神錯乱などの症状に襲われた。
嗅覚や味覚の喪失がみられた患者は全体の3.5%にとどまった。これらの症状は、理由は明らかではないが、入院が必要でない比較的軽症の患者により多くみられるのではないかと、専門家らは推測している。嗅覚や味覚の喪失は、他種のウイルスでは極めてまれな症状だと、専門家らは指摘している。
インフルエンザの患者にはほとんどみられない別の一群の症状は、血栓に起因するとみられる。新型コロナウイルス感染症患者の心臓疾患、肝臓疾患、肺塞栓症、脳損傷などは、このような血栓が原因となっていることが、最近の研究で突き止められている。
この他にも、他ではあまりみられない症状として、皮膚発疹を伴う症状がある。
上記の症状があるが、PCR検査をしてもらえない場合、当院では抗原検査を行います。国立感染症研究所でも使用されているキットで5~15分で結果が判明します。インフルエンザ感染症の検査と原理は同じです。